ネコチャンが歩くと目尻が下がる

旅と言葉と日々の備忘録。幸せは途切れながらもつづくのです!

三浦綾子記念文学館に行ってきました

旭川に来た目的、三浦綾子記念文学館へ行ってきました。

誰かに”オススメの本ある?”とか、悩みを相談されたりとか、そんな時に思い浮かぶのはいつも三浦綾子さんの作品。

自分の生きる道標にもなっている!(全然、綾子さんやその作品の人物のように生きることはできていない…)でも、こんな風に生きられたらって、いつも心の頼りにしている。

 

なので、今回北海道を訪れたのはグッドタイミングでした!

 

札幌に宿を構えていたので、札幌駅を出発し、特急カムイちゃんに乗って旭川へ。

旭川まではおよそ1時間半の道のり。

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道中の駅弁を札幌駅キオスクにて購入。にしんと数の子が贅沢な北の玉手箱や〜!(きみまろボイス)

 

途中の石見沢駅には馬がいたぞ。

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車窓に見えるは一面の雪原。初めてこんなに白の、そして白が光り輝く世界を見たので、気がついたら涙が流れていた。

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雪原を眺めていたら、あっという間に旭川駅に到着!

この日は寝坊してしまったので、旭川駅に着いたのが夕方ごろ。閉館時間が差し迫っていたので、タクシーに乗って向かいました。

 

ずんずんずん…真っ白な道をゆくと、松林のなかにみえてきた、木の立板!

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雪の中に佇む記念館。こじんまりとした建物ですが、暗くなってくると、オレンジの光が仄明るく照らしている。ガラスの模様がとても可愛い…なんと美しいのでしょう!

 

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閉館およそ1時間前に滑り込み。本当に申し訳ございません(T . T)

私以外にお客さんはおられませんでした。

 

中へ入り、入場料(大人700円)を支払う。

ボランティアガイドの方が声をかけてくださり、一緒に館内を回ってくださることになりました!本当にありがたい…。

 

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綾子さんが執筆をされていた書斎の様子が忠実に再現!

晩年の綾子さんはパーキンソン病を患っておられ、書字が難しかったので、旦那さんの口述筆記で執筆をされていたそうです。

ここでなんと、ガイドさんの師事の元、口述筆記体験をさせて頂きました。

貴重すぎる体験を、ありがとうございます…!

 

さて、2階では没後20年、結婚60年の節目の年として、ご夫妻の記念企画展が催されていました。

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企画展

6つのエッセンスである

①受け止める

②ねがう

③伝える

④与える

⑤ゆるす

⑥生かす

綾子さんの作品の中から選ばれた愛のことばが連なっていた。

 

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ご夫妻の結婚式の様子のアルバム。

信仰によって固く結ばれた絆だな〜

 

 

 

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こちらは綾子さんが晩年、愛用されていた椅子。座らせて頂いたけど、背筋がシャキッと伸びる思い!笑

 

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館内の小窓から見える景色。雪と松林と夕暮れの暗さが美しい。

 

閉館時間と同時に退館。すっかり日も暮れて、寒かった。

 

ここにはスーパー素敵なギフトショップがありまして…

☆ 綾子さんの作品の装丁を自分でカスタマイズできる!(これがまた素敵なデザインばかり)

☆ 作中に登場するお菓子が食べられる!

 

という素晴らしいコンテンツだらけだったので、次は夏に、そして明るい時間に訪れたいと思います!